ブリッジの土台にする歯は壊れたり、折れやすいと効きますが。

質問 

ブリッジの土台にする歯は壊れたり、折れやすいとききますが、なぜですか?(泉区 YU)

歯は人体の中で、硬組織というものに分類されます。

体のなかではもっとも硬くできています。硬いかというと強いと思われがちですが、もろいという性質もあるのです。たとえばプラスチックは柔らかいですがおれにくいです。ガラスのコップはかたいですがわれやすいです。そういうことだとご理解ください。それと同様に、歯にもひびが入ったり、折れることがあるのです。とくに神経をとった歯は、神経のある歯にくらべて折れやすいものです。

そのほとんどの原因は、かむ力や、歯ぎしりによって、食いしばったときにかかる力が原因だといわれているのです。

ブリッジは、歯のないところを補う治療ですから、土台となる歯にかかる力の負担は、通常の歯の治療よりも大きくなりますから、特に土台となる歯に神経が無い場合は、歯にひびが入ってしまったり、割れてしまうことが起こりやすいのです(歯根破折)。そして、歯は一度ひびが入ってしまうと自然に治癒することはありえませんので抜歯になります。

ブリッジの土台になっている歯が、もし割れてしまったら、歯を抜くためにブリッジ自体を外す必要が出てくるのです。